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title = "ネットワークの設定"
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本ハンズオンでは VPN や AWS Direct Connect を使用しないため、AWS Database Migration Service (DMS)のレプリケーションインスタンスは、ソースデータベースにはパブリックインターネット経由で接続し、ターゲットデータベースにはプライベートネットワーク経由で接続する必要があります。

### レプリケーションサブネットグループの作成
AWS DMS を利用するための最初のステップとして、**DMS レプリケーションインスタンス** で使用するサブネットの集合体である、**サブネットグループ** を設定する必要があります。
1. マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **Database Migration Service (DMS)** のページを開き、左のメニューから **「サブネットグループ」** をクリックします。
2. **「サブネットグループの作成」** ボタンをクリックします。
3. **「レプリケーションサブネットグループの作成」** では、次のパラメータを入力します。
| パラメータ | 入力値 |
| ------------------- | ------------------------ |
| 名前 | dms-subnet-group |
| 説明 | Default VPC Subnet Group for DMS |
| VPC | TargetVPC |
| サブネットの追加 | **TargetVPC-public-a**、 **TargetVPC-public-b** を選択|

4. **「サブネットグループの作成」** ボタンをクリックします。
### セキュリティグループの設定
次に、ハンズオンで使用する **Virtual Private Cloud (VPC) セキュリティグループ** で、DMS レプリケーションインスタンスから ターゲットデータベース(前頁で作成したデータベースインスタンス)へのインバウンドトラフィックを許可する必要があります。
1. **DMS レプリケーションインスタンス** 用のセキュリティグループを作成します。
a. マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **EC2** のページを開き、左のメニューから **「セキュリティグループ」** をクリックします。
b. **「セキュリティグループの作成」** ボタンをクリックします。
c. **セキュリティグループ名**(例:RI-SG)と**説明**を入力、VPC には **TargetVPC** を選択し、 **「セキュリティグループの作成」** ボタンをクリックします。

{{% notice note %}}
**DMS レプリケーションインスタンス**用のセキュリティグループ(例:RI-SG)にインバウンドルールを追加する必要はありません。
{{% /notice %}}
2. **DB-SG** セキュリティグループにインバウンドルールを追加します。
a. マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **EC2** のページを開き、左のメニューから **「セキュリティグループ」** をクリックします。
b. 前頁で作成したデータベースインスタンス用のセキュリティグループ **DB-SG** の**セキュリティグループ ID** をクリックします。
c. DB-SG セキュリティグループの詳細画面で、**「インバウンドのルールの編集」** ボタンを押します。
d. **「インバウンドのルールの編集」** 画面で、**「ルールを追加する」** ボタンをクリックし、DMS レプリケーションインスタンス用のセキュリティグループ(例:RI-SG)から、ポート3306に対するインバウンドトラフィックを許可するルールを構成し、**「ルールの保存」** ボタンをクリックします。
