+++ title = "ネットワークの設定" weight = 15 +++ 本ハンズオンでは VPN や AWS Direct Connect を使用しないため、AWS Database Migration Service (DMS)のレプリケーションインスタンスは、ソースデータベースにはパブリックインターネット経由で接続し、ターゲットデータベースにはプライベートネットワーク経由で接続する必要があります。 ![Replication Instance Architecture](/db-mig/ri-network-conf.png) ### レプリケーションサブネットグループの作成 AWS DMS を利用するための最初のステップとして、**DMS レプリケーションインスタンス** で使用するサブネットの集合体である、**サブネットグループ** を設定する必要があります。 1. マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **Database Migration Service (DMS)** のページを開き、左のメニューから **「サブネットグループ」** をクリックします。 2. **「サブネットグループの作成」** ボタンをクリックします。 3. **「レプリケーションサブネットグループの作成」** では、次のパラメータを入力します。 | パラメータ | 入力値 | | ------------------- | ------------------------ | | 名前 | dms-subnet-group | | 説明 | Default VPC Subnet Group for DMS | | VPC | TargetVPC | | サブネットの追加 | **TargetVPC-public-a**、 **TargetVPC-public-b** を選択| ![Replication-instance-networ](/db-mig/subnet-group.ja.png) 4. **「サブネットグループの作成」** ボタンをクリックします。 ### セキュリティグループの設定 次に、ハンズオンで使用する **Virtual Private Cloud (VPC) セキュリティグループ** で、DMS レプリケーションインスタンスから ターゲットデータベース(前頁で作成したデータベースインスタンス)へのインバウンドトラフィックを許可する必要があります。 1. **DMS レプリケーションインスタンス** 用のセキュリティグループを作成します。 a. マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **EC2** のページを開き、左のメニューから **「セキュリティグループ」** をクリックします。 b. **「セキュリティグループの作成」** ボタンをクリックします。 c. **セキュリティグループ名**(例:RI-SG)と**説明**を入力、VPC には **TargetVPC** を選択し、 **「セキュリティグループの作成」** ボタンをクリックします。 ![Replication-instance-network](/db-mig/ri-sg.ja.png) {{% notice note %}} **DMS レプリケーションインスタンス**用のセキュリティグループ(例:RI-SG)にインバウンドルールを追加する必要はありません。 {{% /notice %}} 2. **DB-SG** セキュリティグループにインバウンドルールを追加します。 a. マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **EC2** のページを開き、左のメニューから **「セキュリティグループ」** をクリックします。 b. 前頁で作成したデータベースインスタンス用のセキュリティグループ **DB-SG** の**セキュリティグループ ID** をクリックします。 c. DB-SG セキュリティグループの詳細画面で、**「インバウンドのルールの編集」** ボタンを押します。 d. **「インバウンドのルールの編集」** 画面で、**「ルールを追加する」** ボタンをクリックし、DMS レプリケーションインスタンス用のセキュリティグループ(例:RI-SG)から、ポート3306に対するインバウンドトラフィックを許可するルールを構成し、**「ルールの保存」** ボタンをクリックします。 ![Adding inbound rule for reserved instance](/db-mig/security-group-inbound-rule.ja.png)