+++ title = "自身の環境でハンズオンを開始" weight = 20 +++ {{% notice warning %}} このセクションは、ご自身の環境でハンズオンを実施する場合にのみ、実行してください。AWS が主催するイベント(re:Invent、Gameday、ワークショップ、または AWS の従業員が主催するその他のイベント)に参加している場合は、[AWSイベントでハンズオンを開始]({{< ref "/at-aws-event.ja.md" >}})に進んでください。 {{% /notice %}} ### ハンズオン環境の準備 本ハンズオンでは、**AWS アカウント**に管理者権限でアクセスできることを前提としています。新しく AWS アカウントを作成する場合は、こちらの記事を参考にしてください。 以下の手順では、移行元となる環境(ソース)を、AWS アカウント内にデプロイします。デプロイされるリソースは、2つの t3.micro インスタンス(Web サーバー用に1つ、データベース用に1つ)、NAT Gateway、API Gateway、2つの Lambda 関数(EC2 インスタンスへのアクセスに必要な SSH キーペアの取得を簡略化するために使用)で構成されます。ハンズオン全体を通してデプロイされるリソースの総コストは、約4時間の作業で5ドル未満を想定しており、その一部は AWS 無料利用枠でカバーされます。 不要な請求を避けるために、ハンズオンの完了後は必ず [ハンズオン環境の削除]({{< ref "/cleanup/_index.ja.md" >}})を実施してください。 #### オプション1: CloudFormation による自動デプロイ 1. 以下のボタンをクリックします。 2. **「ステップ1 : テンプレートの指定」** で、画面右上に表示されるリージョンが**オレゴン**になっていること、 **Amazon S3 URL** のフィールドにテンプレートの URL https://application-migration-with-aws-workshop.s3-us-west-2.amazonaws.com/template/migration_workshop_source_template.yml が入力されていることを確認し、**「次へ」** をクリックします。 ![CloudFormation Step 1](/intro/cloudformation-step1.ja.png) 3. **「ステップ2 : スタックの詳細を指定」** で、**スタックの名前**のフィールドに、ApplicationMigrationWorkshop が入力されていることを確認し、**「次へ」** をクリックします。 ![CloudFormation Step 2](/intro/cloudformation-step2.ja.png) 4. **「ステップ3 : スタックオプションの設定」** では、何も変更せずに **「次へ」** をクリックします。 5. **「ステップ4 : レビュー」** で、ページの一番下までスクロールし、以下のスクリーンショットのように、**すべてのチェックボックス** をオンにしてから、**「次へ」** をクリックして、スタックの作成を開始します。 ![CloudFormation Step 4](/intro/cloudformation-step4.ja.png) スタックの状態が **CREATE_COMPLETE** になったことを確認し、 以下のスクリーンショットのように、**「出力」** タブから作成されたソース環境に関する情報を確認します。 作成中に、スタックのページから離れてしまった場合は、マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **CloudFormation** のページを開き、上の手順で作成した**スタック**(ApplicationMigrationWorkshop)を選択することで、元のページに戻ることが可能です。 ![Source Environment Information in AWS Console](/intro/self-service-env-awsconsole-info.ja.png) 上で確認した情報は、ハンズオンで使用するため、テキストエディタ等にコピーを取っておいてください。 {{% notice tip %}} AWS アカウント内に、既に同じ名前の IAM ロールが存在することで、スタックの作成が失敗する場合は、既存のロールを削除して、スタックの作成を再実行してください。 {{% /notice %}} 以上でデプロイは完了です。 [AWS Migration Hub の有効化]({{< ref "/migration-hub.ja.md" >}})に進んでください。 --- #### オプション2: ソースコードからビルドしてデプロイ {{% notice note %}} オプション1で環境をすでにデプロイしている場合は、オプション2を実行する必要はありません。 {{% /notice %}} 以下のセクションでは、CloudFormation のテンプレートを作成し、AWS Command Line Interface(CLI)を使用して、環境をデプロイする方法について説明します。 1. AWS Serverless Application Model (SAM) をインストールします。 2. AWS CLI をインストールし、設定します。 3. https://github.com/aws-samples/application-migration-with-aws-workshop からプロジェクトをダウンロードまたはクローンします。 ``` git clone https://github.com/aws-samples/application-migration-with-aws-workshop.git ``` 4. 次のコマンドを実行して、*us-west-2*(オレゴン)リージョン に、新しい S3 バケットを作成します(**application-migration-workshop** の部分は、半角英数字の任意の名前に置き換えて実施ください)。 ``` aws s3 mb s3://application-migration-workshop --region us-west-2 ``` 5. テンプレートをビルドし、デプロイします(**application-migration-workshop** の部分は、前のステップで作成した S3 バケットの名前に置き換えて実施ください)。 ``` cd application-migration-with-aws-workshop/resources sam build -t cloudformation.yml sam package --s3-bucket application-migration-workshop --template-file .aws-sam/build/template.yaml --output-template-file ./migration_workshop_source_template.yml sam deploy --template-file ./migration_workshop_source_template.yml --stack-name ApplicationMigrationWorkshop --region us-west-2 --capabilities CAPABILITY_IAM CAPABILITY_NAMED_IAM CAPABILITY_AUTO_EXPAND ``` 6. デプロイが完了すると、以下のスクリーンショットのように、ソース環境に関する情報がコンソールに表示されます。 ![Source Environment in CLI Console](/intro/self-service-env-cli-info.ja.png) マネジメントコンソール上部の **「サービス」** から **CloudFormation** のページを開き、上の手順で作成した**スタック**(ApplicationMigrationWorkshop)を選択、**「出力」** タブを開くことで、同様の情報をいつでも確認することができます。 ![Source Environment Information in AWS Console](/intro/self-service-env-awsconsole-info.ja.png) {{% notice tip %}} AWS アカウント内に、既に同じ名前の IAM ロールが存在することで、スタックの作成が失敗する場合は、既存のロールを削除して、スタックの作成を再実行してください。 {{% /notice %}} 以上で環境の確認は完了です。 [デプロイされた環境の確認]({{< ref "./review-deployment.ja.md" >}})に進んでください。