+++ title = "カットオーバーの実行" weight = 40 +++ ### CloudEndure Migration テスト/カットオーバー ボリュームのレプリケーションが完了し、CloudEndure コンソール上でマシンのステータスが **Continuous Data Replication** になっていることを確認したら、**テスト/カットオーバー**を実行することができます。 テスト/カットオーバーを開始するたびに、CloudEndure Migration は、以前に作成したインスタンスを**すべて削除**し、ソース環境の最新のデータコピーを持つ新しい ターゲットインスタンスを作成します。 {{% notice note %}} 本ハンズオンではテストをスキップして、**カットオーバーのみ**実行しますが、 実運用においては、目標とする移行日の**少なくとも1週間前**に**テスト**を実施することをお勧めします。 これは Blueprint の構成や、レプリケートされたボリュームの変換における、潜在的な課題を特定し、それらに対処するためです。 {{% /notice %}} 1. ボリュームが完全にレプリケートされていることを確認します。 CloudEndure コンソールの **Machines** 画面を開き、移行対象マシンの **DATA REPLICATION PROGRESS** のステータスが、 **Continuous Data Replication** になっていることを確認します。 ボリュームのレプリケーションが完了していない場合は、マシンが **Continuous Data Replication** の状態になるまで待機してください。その間に、 CloudEndure のドキュメントを確認してみましょう。 2. カットオーバーを実行します。 **Machines** 画面でカットオーバーを実行する**マシン**を選択し、画面右上の **LAUNCH 1 TARGET MACHINE** ボタンをクリックします。確認用のポップアップで **Cutover Mode** を選択し、**CONTINUE** をクリックします。 ![CE-Cutover](/ce/CE-Cutover.png) CloudEndure は、ボリュームの最終的な同期/スナップショットを実行し、データの整合性を維持しながら、ターゲットのインフラストラクチャに新しいサーバーを構築するプロセスを開始します。左のメニューから **Job Progress** を選択し、詳細や進行状況を確認してください。 ![CE-job-progress](/ce/CE-job-progress.png) **Job Progress** からジョブの進行状況をモニタリングして、**"Finished machine conversions"** いうメッセージが表示されるまで待機します(3~5分)。その間、カットオーバーのプロセスの詳細について CloudEndure のドキュメントを確認してみましょう。 {{% notice tip %}} **Job Progress** の画面に、起動したジョブが表示されない場合は、ブラウザをリフレッシュ(F5)し、ジョブのドロップダウンリストの一番上までスクロールするようにしてください。 {{% /notice %}} 3. CloudEndure が作成したリソースを AWS アカウント上で確認します。 AWS マネジメントコンソールに戻り、上部の **「サービス」** から **EC2** のページを開きます。 必要に応じて対象の AWS リージョン(us-west-2/オレゴン)に移動してください。 CloudEndure で管理されている2つの EC2 インスタンスが、追加で表示されます: - **CloudEndure Machine Converter** - ブートボリュームの変換や、ブートローダへの変更の適用、ハイパーバイザードライバーやクラウドツールのインストールに使用されます。テストやカットオーバーが実行される度に、数分間稼働します。 - **CloudEndure Replication Server** - ソース環境にインストールされているエージェントから、暗号化されたデータを受信するために使用されます。データのレプリケーションが実行されている間稼働します。 どちらのインスタンスも CloudEndure が管理しており、ユーザーがアクセスすることはできません。 カットオーバーが完了すると、リストに新しい EC2 インスタンスが表示されます - これはCloudEndure によって作成されたターゲットの Web サーバーです。後続のセクションで必要になるため、**パブリック DNS (IPv4)** と**プライベート IP** の値を、テキストエディタにコピーしておいてください。 {{% notice tip %}} CloudEndure が管理するインスタンスや、その目的、ネットワーク要件の詳細は、CloudEndure のドキュメントを参照してください。 {{% /notice %}}