# [マーケットデータ] サンプルアプリケーションのデプロイ手順 [リポジトリの README に戻る](../../README.md) ここでは BLEA for FSI のガバナンスベースがデプロイされたアカウントに [マーケットデータ] サンプルアプリケーションを導入する手順について記述します。 > `MC`はマネジメントコンソールでの作業を、`Local`は手元環境での作業を示します。 ## 導入手順 ### 1. [マーケットデータ] サンプルアプリケーションをデプロイする(Local) ゲストアカウントに SSO で認証している状態からのデプロイメントの手順を示します。 #### 1-1. ゲストアカウントデプロイ用の AWS CLI プロファイルを設定する ゲストアカウントにデプロイするための AWS CLI プロファイルを設定します。ここではゲストアカウントの ID を 123456789012 としています。 ~/.aws/config ```sh # for Guest Account Login [profile ct-guest-sso] sso_start_url = https://d-90xxxxxxxx.awsapps.com/start/ sso_region = ap-northeast-1 sso_account_id = 123456789012 sso_role_name = AWSAdministratorAccess region = ap-northeast-1 ``` #### 1-3. 環境別の設定を指定する デプロイ前に環境別(開発、ステージング、本番等)の情報を指定する必要があります。下記の typescript ファイルを編集します。 ```sh usecases/guest-market-data-sample/bin/parameter.ts ``` このサンプルは dev と staging という 開発、検証用の設定を定義する例です。本番アカウントにもデプロイできるようにするには、prod 用の定義を追加します。 ```js export const DevParameter: StackParameter = { envName: 'Development', securityNotifyEmail: 'notify-security@example.com', vpcCidr: '10.100.0.0/16', env: { region: process.env.CDK_DEFAULT_REGION, }, }; //// Staging environment parameters //// export const StageParameter: StackParameter = { envName: 'Staging', env: { account: '111111111111', region: 'ap-northeast-1', }, securityNotifyEmail: 'notify-security@example.com', vpcCidr: '10.100.0.0/16', }; ``` この設定内容は以下の通りです。 | key | value | | ------------------- | -------------------------------------------------------------------------------------------- | | env.account | デプロイ対象のアカウント ID。CLI の profile で指定するアカウントと一致している必要があります | | env.region | デプロイ対象のリージョン | | envName | 環境名。これが各々のリソースタグに設定されます | | vpcCidr | VPC の CIDR | | securityNotifyEmail | セキュリティに関する通知が送られるメールアドレス。 | #### 1-3. ゲストアプリケーションをデプロイする (ログインしていない場合)AWS IAM Identity Center(旧 AWS SSO) を使ってゲストアカウントにログインします。 ```sh aws sso login --profile ct-guest-sso ``` サンプルアプリケーションをデプロイします。 ```sh cd usecases/guest-market-data-sample npx cdk deploy BLEAFSI-MarketData-Dev --profile ct-guest-sso ``` > `BLEAFSI-MarketData-Dev` はデプロイ対象の開発環境用のスタック名です。環境(開発、ステージング、本番)によってスタック名は異なります。 以上でサンプルアプリケーションのデプロイは完了です。 #### 1-3. (参考) AWS CloudTrail で Kinesis Data Streams API コールを記録する CloudTrail は、Kinesis Data Streams のすべての API コールをイベントとしてキャプチャします。 サポートされているイベントアクティビティは 他の AWS サービスのイベントと一緒にマネジメントコンソールのイベント履歴から参照できます。 また、証跡を作成することでイベントを Amazon S3 バケットへ配信し、継続的に記録できます。 これらによって、Kinesis Data Streams に行われたリクエスト、リクエストが行われた IP アドレス、誰がリクエストを行ったか、いつ行われたか、その他の詳細を確認できます。 詳細は以下をご参照ください。 [AWS CloudTrail を使用した Amazon Kinesis Data Streams API コールのログ記録](https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/streams/latest/dev/logging-using-cloudtrail.html)