`storage` Map `storage` セクションでは、コンテナやサイドカーでマウントしたい EFS ボリュームを指定できます。これにより、リージョン内のアベイラビリティゾーンにまたがって永続化ストレージへのアクセスが必要となるデータ処理や CMS のようなワークロードの実行が可能となります。詳細は[ストレージ](../developing/storage.ja.md)ページもご覧ください。また、タスクレベルのエフェメラルストレージの拡張を設定もできます。 storage.`ephemeral` Int タスクに割り当てたいエフェメラルストレージのサイズを GiB で指定します。デフォルトかつ最小値は 20 GiB で、最大値は 200 GiB です。20 GiB を超えるサイズを指定した場合、サイズに応じた追加の料金が発生します。 タスクのメインコンテナとサイドカーでファイルシステムを共有したい場合、例えば次のように空ボリュームを使う方法が検討できます。 ```yaml storage: ephemeral: 100 volumes: scratch: path: /var/data read_only: false sidecars: mySidecar: image: public.ecr.aws/my-image:latest mount_points: - source_volume: scratch path: /var/data read_only: false ``` この例ではサイドカーとメインコンテナで共有されるボリュームとして、100 GiB のストレージがプロビジョンされます。例えば大きなサイズのデータセットを利用したい場合、あるいはディスク I/O の要求が高いワークロードにおいてサイドカーを利用して EFS からデータをコピーするような場合に有効な方法と言えます。 storage.`readonly_fs` Boolean コンテナのルートファイルシステムに読み取り専用でアクセス出来る様にするには、true を指定します。 storage.`volumes` Map マウントしたい EFS ボリュームの名前や設定を指定します。`volumes` フィールドでは次のように Map を利用して指定します。 ```yaml volumes: : path: "/etc/mountpath" efs: ... ``` storage.volumes.`` Map ボリュームの設定を指定します。 storage.volumes.``.`path` String 必須設定項目です。ボリュームをマウントするコンテナ内のパスを指定します。指定する値は242文字未満かつ `a-zA-Z0-9.-_/` の文字種である必要があります。 storage.volumes.``.`read_only` Boolean 任意設定項目で、デフォルト値は `true` です。ボリュームを読み取り専用とするかどうかを指定します。`false` に設定した場合、コンテナにファイルシステムへの `elasticfilesystem:ClientWrite` 権限が付与され、それによりボリュームへ書き込めるようになります。 storage.volumes.``.`efs` Boolean or Map 詳細な EFS 設定を指定します。Boolean 値による指定、あるいは `uid` と `gid` サブフィールドのみを指定した場合に、EFS ファイルシステムと Service 専用の EFS アクセスポイントが作成されます。 ```yaml // Boolean 値を指定する場合 efs: true // POSIX uid/gid を指定する場合 efs: uid: 10000 gid: 110000 ``` storage.volumes.``.efs.`id` String 必須設定項目です。マウントする EFS ファイルシステムの ID を指定します。 storage.volumes.``.efs.`root_dir` String 任意設定項目で、デフォルト値は `/` です。EFS ファイルシステム内のどのパスをマウントするボリュームのルートとするのかを指定します。指定する値は 255 文字未満かつ `a-zA-Z0-9.-_/` の文字種である必要があります。EFS アクセスポイントを利用する場合、本設定値に空もしくは `/` を指定し、かつ `auth.iam` の設定値が `true` となっている必要があります。 storage.volumes.``.efs.`uid` Uint32 任意設定項目で、`gid` とともに指定する必要があります。また、`root_dir`、`auth`、`id` とともに指定することはできません. Copilot 管理の EFS ファイルシステムに対する EFS アクセスポイントを作成する際の POSIX UID として利用されます。 storage.volumes.``.efs.`gid` Uint32 任意設定項目で、`uid` とともに指定する必要があります。また、`root_dir`、`auth`、`id` とともに指定することはできません. Copilot 管理の EFS ファイルシステムに対する EFS アクセスポイントを作成する際の POSIX GID として利用されます。 storage.volumes.``.efs.`auth` Map EFS に関連する認可設定を指定します。 storage.volumes.``.efs.auth.`iam` Boolean 任意設定項目で、デフォルトは `true` です。EFS リソースへのアクセスに IAM による認可を利用するかどうかを指定します。 storage.volumes.``.efs.auth.`access_point_id` String 任意設定項目で、デフォルトは `""` です。利用する EFS アクセスポイントの ID を指定します。EFS アクセスポイントを利用する場合、`root_dir` の設定値に空もしくは `/` を指定しており、かつ本設定値が `true` となっている必要があります。